両学長『お金の大学』から学ぶ 自分らしく生きるためのお金との付き合い方
両学長 書籍『お金の大学』を学ぼう

お金のことを考えると、どうしても「お金がなければ幸せになれない」と思ってしまいがちです。でも、実はお金は「生き方を豊かにするための手段」に過ぎません。『お金の大学』では、人生をよりよく生きるために必要なお金との付き合い方を教えてくれます。
この本に書かれている「貯める力」「増やす力」「稼ぐ力」「使う力」「守る力」という5つの力を使うことで、お金の使い方や考え方が大きく変わり、より自分らしく、そして豊かな暮らしを実現できるようになります。
これから、その5つの力をどのように日常生活に取り入れるか、やさしくお伝えしていきます。
貯める力 「生活の満足度を下げずに支出を減らす力」

まずは「貯める力」です。貯金は将来に備えるための大切な一歩ですが、無理に貯金しようとするとストレスが溜まってしまいます。大切なのは、無理せず少しずつお金を貯めていくことです。そして、貯金=日々の節約と考えてしまいがちですよね。
両学長の「貯める力」の考え方は、支出(生活費)を減らすということ。毎日の生活での細やかな節約より固定費を見直す。金額の大きな支出から見直すことなのです。

人生の6大固定費を見直そう
①通信費 ②サブスク ③保険 ④家 ⑤車 ⑥税金
貯める力を身につけることで、未来の安心感が生まれます。無理をせず、生活の中で見直しすることがポイントです。
「増やす力」 貯蓄を投資にまわして資産運用

「お金を増やす力」は、貯めたお金を使ってさらにお金を育てる力です。貯金をするだけではお金は増えません。投資や積立など、長期的にお金を増やす方法を取り入れることが大切です。
「貯める力」は労働所得で得たお金です。「増やす力」は労働所得で得たお金を貯金して貯めるのではなく資産所得(投資等の金融所得・不動産所得)でお金に働いてもらうということです。

ポイント
貯まったお金はすぐに投資しないで!
自分が予期せず働けなくなったときの生活を維持するためのお金や、大金が必要になったときのお金などの生活防衛資金を確保してから始めましょう。
投資信託や株式投資、さらには不動産投資など、自分に合った方法でお金を育てていくことができます。重要なのは、焦らずに長期的に取り組むことです。時間を味方に、お金が育っていくのを楽しんでいきましょう。
「稼ぐ力」稼ぎを増やして蓄財ペースを上げましょう

「稼ぐ力」は、本業でお金を得るだけでなく、本業を見直して転職を視野に入れたり、副業でお金を得るということです。副業で自分がしたいことをすることで人生の原動力にもなります。そして自分らしくお金を得る方法を見つけることが、稼ぐ力を高めることにつながります。

ポイント
給与所得と事業所得の違いは
①給与所得は会社などに勤務して得る収入:毎月決まった金額が得られる安心感。安定性が高い。
②事業所得は副業などの個人事業で得る収入:自分の成果次第で稼げる金額は無限大。成長性が高い。
給与所得は雇われて働くことで時間と引き換えにある程度のお金が得られる安定性。ただし税金をコントロールしにくいですが、働くことで場所や時間も縛られます。事業所得は自分の事業(副業含む)で生じる所得。安定はないけど成長があります。事業が成功すればリターンが大きくなりますね。うまくこの2つを伸ばしてお金を得ることができると、仕事に対するモチベーションも上がり、さらに稼ぐ力が身につきます。
「使う力」人生の幸福感を高めるお金の使い方

お金を使うことは、決して悪いことではありません。むしろ、賢く使うことで生活がより豊かになります。「使う力」を身につけることは、日々の暮らしに余裕を生むために大切なことです。

良いお金の使い方
①寄付・プレゼント ②豊かな浪費 ③自己投資 ④時間を買う ⑤健康への投資
お金を使う際には、「本当に必要なものか」「自分にとって価値があるものか」をよく考えることが大切です。また、物の価値だけでなく、人との時間や経験への投資も「使う力」の一つです。
たとえば、旅行や趣味に使うお金も、経験を通じて得られる充実感や学びが、人生を豊かにしてくれます。お金は「使うことで得られる価値」を意識して使うと、毎日の生活がより幸せなものになるでしょう。
「守る力」 形成した資産を守ろう

最後に「守る力」です。お金を得て、使って、増やしていく中で、守る力は最も重要です。守る力があることで、万が一の事態に備えることができ、安心して暮らすことができます。
守る力=減らさないための力

「守る力」がないと・・・
①詐欺・ぼったくりに遭う ②被災・盗難に遭う ③浪費する ④インフレで削れる
近寄ってはならないモノやサービス=毒キノコには要注意!!!
「守る力」を育むためには、詐欺や不正行為からお金を守るための知識を持つことも大切です。賢くお金を管理し、リスクを最小限に抑えることで、将来にわたって安心して暮らすことができるようになります。
まとめ: お金を味方につけて、自分らしく生きる
『お金の大学』で学べる「貯める力」「増やす力」「稼ぐ力」「使う力」「守る力」の5つの力は、私たちが自分らしく生きるために欠かせない大切な力です。お金との付き合い方を見直すことで、より安心して、そして豊かに生活することができます。
無理せず、少しずつこの5つの力を見直していくことが、未来の自分を守り、さらに豊かな人生を築くための第一歩となるでしょう。自分らしい生き方を実現するために、お金との付き合い方を大切にしていきましょう。